2016年11月より、弊社が開発したウルトラファインバブル(以下UFB)理論の応用として、カキのノロウイルス除去装置を開発し、京都府立海洋高等学校様の全面的なご協力とカキの専門家である東北大学高橋計介准教授、北里環境科学センター野島康弘先生、カキ養殖の事業者である広島県漁業協同組合連合会渡辺雄蔵専務理事の絶大なご支援を受け、ノロウイルスの除去の実験を重ねて参りました。
この実験は、京都府立海洋高等学校様の敷地に設けられたテント内で実施。米国食品医薬品局でノロウイルスの代替ウイルスとして認定の人間に感染しない「ネコカリシウイルス」を真ガキや岩ガキに吸着させ、UFBを含んだ海水で20時間洗浄したところ、99%以上が除去されました。
UFBは1000分の1ミリ未満で、肉眼で見えないほど微細なため、カキの消化器官まで入り込んで異物を取り除くことができます。生食用のカキは浄化タンク内で紫外線を照射して殺菌するのが一般的ですが、ノロウイルスの除去率は、現状の紫外線殺菌法では真ガキや岩ガキで92%程度。UFBの手法が確立されれば、安全性の向上が期待できます。
以上の実験結果のニュースリリースを2018年5月25日京都府立海洋高等学校様で報道各社にお集まりいただき、発表いたしました。
- 2018年5月25日 NHK京都放送ニュース630にて報道
- 2018年5月26日 KBS京都 ニュースにて報道
- 2018年5月26日 読売新聞 地域欄に記事掲載
- 2018年5月26日 京都新聞 地域欄に記事掲載
※上記各報道機関のWebサイトにて掲載中です。「トスレック カキ」で検索してご覧ください。